TRPG入門①TRPGとは?前編

皆さんは,TRPGという単語を聞いたことがあるでしょうか?

恐らく,殆どの方は耳慣れない単語だと思います.

(もしかしたら,クトゥルフ神話TRPGなら聞いたことある人は多いかもしれませんが)

 

TRPGとは,テーブルトーク・ロールプレイングゲームの略です.

ロールプレイングゲームと言えば,ドラゴンクエストファイナルファンタジーの様なテレビとゲーム機を使って遊ぶものを思い浮かべる人が多いと思います.

しかし,TRPGを遊ぶのに必要なものは鉛筆サイコロだけです.

(正確には+ルールブック)

 

TRPGは簡単に言ってしまえば,「ルールのあるごっこ遊び」です.

 

例えば,

『あなたは今,剣と魔法の世界で冒険者をしているとします.ギルドに行くと,モンスター退治のクエストが貼られており,あなたはそれを受けます.クエストの場所に行ってみるとそのモンスターと出会い,死闘の末そのモンスターを打ち倒してギルドに報酬を貰いに行き…』

といった流れを,複数人で会話をしながら想像の中で進めていくのです.

 

複数人で集まって会話で物語を進めながらごっこ遊びをする…

言ってしまえばそれだけなのですが,これがやってみるととても面白いです.

 

とは言っても,こんな説明だとピンとこない人も多いと思います.

では,具体的にTRPGとはどのようにして遊ぶのかを説明しましょう.

 

まず,TRPGはコンピューターと遊ぶのではなく人間同士で遊ぶゲームです.

なので,まずは一緒にTRPGを遊んでくれる人が必要です.

(人数は基本的に4~6人がベスト)

次に,遊ぶためのシステムを決めます.

TRPGにおけるシステムというのは,遊ぶためのルールをまとめたもののことを指します.

どのような世界観で,どのようなキャラクターとなってどのように遊ぶか,

といったことが全てこのシステムによって決まります.

例えば,ソードワールドというシステムならば,プレイヤーは剣と魔法の世界フォーセリアを舞台に人間やドワーフ,エルフの冒険者として世界を冒険することになります.

どのような世界で冒険したいかを選ぶのがシステム選びです.

テレビゲームに例えるなら,遊ぶソフトをどれにするか選ぶのと同じことです.

そのシステムで遊ぶためには,専用のルールブックを買う必要があります.

ルールブックには,そのシステムで冒険する世界の世界観や歴史,遊び方のルールなどが全部書かれています.

システムを決めたら,次にゲームマスタープレイヤーを決めます.

ゲームマスター(GM)とは,今回の冒険でプレイヤー達がどのような冒険をするのかを決める人のことです.また,ゲームを通しての審判でもあります.

基本的に,TRPGGMが先導して物語を進めていきます.

GMが決まったら,次にキャラクター作りをします.

ここでは,ルールブックに書かれているルールに従って,自分が冒険するためのキャラクターを作ります.自分のキャラクターの種族や性別,年齢や背景などをルールや世界観の範囲内で自由に決めていきます.

例えば,「世界最強になる為に生まれた村を飛び出した人間の男剣士」「肌の色の違いから迫害されて森を追い出されたエルフの弓使い」などを自由に決めて作る訳です.

この時,そのキャラクターの能力値や特技なども決めます.(このあたりはシステムによってまちまちですが)

例えば,「男剣士のキャラは筋力と敏捷の値が高くて剣を使って戦うのが得意だが,知力の値が低いので魔法を使うのが苦手」とかを決めるわけです.

このあたりはシステムによって決められたルールに従って決めていくため,「剣も魔法を使えて全能力値カンストの最強キャラ」とかは作れません.(当然ですね)

 

 

全員のキャラクターが完成したら,いよいよTRPGの始まりです.

 

<後編に続く>

TRPG入門②TRPGとは?後編 - AmidaのTRPG研究所

 

 

このブログについて

このブログは

TRPGって何?」という未経験者から

「何か面白いシステムやシナリオ無いかなぁ」という経験者まで大歓迎の

とにかくTRPGに色々気まぐれに書いていこうというブログです.

不定期に更新したりしなかったりするので,暇があれば見ていって下さい.